タイトルを見て「男がネイル？」と思われた40代、50代男性はまだまだ多いのではないでしょうか。

今回は爪に色を塗ったりアートを描くネイルではなく、「爪のケア」についてお伝えします。

仕事で書類の受け渡しや飲食店で代金支払いのとき、爪が整えられ手肌にツヤがあると若々しくみえるものです。

ここではネイルケアのやり方や通う頻度、見落としがちな足の爪についても解説しています。「爪や手をなんとかしたい」と考えている方は、解決策が見つかるかもしれません。

・ネイルケアが必要なのはなぜ？

特に女性は顔や身だしなみだけではなく、「第二の顔」ともいわれる「手」もよく見ているものです。

ご自身の手を見て「さかむけができている」「手がカサカサしている」場合は、一度ネイルケアをしてみる価値がありそうです。

爪周りの古くなった角質を取り除くと、保湿剤がなじみやすくなります。朝夕のスキンケアに力を入れる男性が増えてきたように、爪や手もケアする時代になりました。

爪や手のお手入れも、身だしなみの1つといえそうです。

・ネイルケアのやり方と頻度

爪の上に貼りついている余分な汚れや爪周りの古くなった角質を取り除くことを【ネイルケア】といいます。

ミドル世代の男性の皮膚は女性より分厚く、自宅でセルフケアするのは難しいかもしれません。そんなときはメンズケアの取り扱いがあるサロンでケアしてもらいましょう。

爪周りの角質具合によりますが、最初は2～3週間に1度通います。だんだん角質のたまるスピードが遅くなっていくと間隔をあけて通うようになります。

・ネイルケアの流れ

1. まずは爪の長さをニッパーやヤスリを使って整えます。爪が短ければいいという訳ではありません。爪は指を支える役割があり、爪の切り過ぎは爪自体の長さが短くなっていく原因にもつながります。サロンでは適切な長さにカットしてもらえるでしょう。

2. 手をお湯につけて甘皮をふやかします。プッシャーで爪に付着してる汚れを押し上げて、ニッパーで取り除いていきます。不要な角質でかくれていた爪が出てくることで、爪が長くなったように感じることもあります。

3. 爪を磨き、ネイルオイルで保湿して仕上げます。

サロンによって工程に違いがありますが、全体の流れはつかめたでしょうか？

最後の「爪を磨く」工程は必ずいる訳ではありません。自然なままの爪でもケアするだけで十分に清潔感が出ます。男性の爪は女性より分厚めとはいえ、磨きすぎると爪が薄くなることがあります。

「ここぞ！」というシチュエーションのときは「爪磨き」を取り入れてみましょう。

・日常生活で気をつけること

ネイルケアをした指先は保湿剤がなじみやすい状態にあります。

朝夕のスキンケアのついでに、指先や手にも化粧水や乳液をなじませておきましょう。

仕事中にトイレに行くときは、「こそっと」でなくても構いませんが、ポケットにミニサイズのハンドクリームをしのばせておきます。美容グッズに抵抗のない方は「ネイルオイル」も試してみてください。

潤いのある手をキープするために、手洗い後はすぐに保湿できる状態にしておくのが理想です。

・フットケアの必要性

「足のケア」の必要性は「手のケア」以上に驚かれたのではないでしょうか。

男性が足の爪を見せる機会はほとんどないかもしれません。手は見栄え重視でケアをおすすめしましたが、足の場合は「ニオイ対策」です。

フットケアがなぜ足のニオイ対策になるのかチェックしていきましょう。

・爪周りに溜まった汚れがニオイの原因に

足も手と同様に、爪の上には余分な角質が貼りついています。そして爪の周りや爪の裏は汚れがたまりやすい部分になります。

「毎日足を洗っているのに臭う」原因は、爪周りに角質がたまっているのかもしれません。

そんなときはお風呂で、足の爪周りも意識して洗うようにしましょう。

・ガーゼまたは綿棒で汚れを除去

仕事がお休みの日は、お風呂でフットケアに時間を費やしてみるのはいかがでしょう。

湯船につかり爪の周りがやわらかくなってきたら、ガーゼまたは綿棒で爪の上を拭き取ります。

爪の根元、両サイドにもガーゼや綿棒をやさしく通し、不要な角質を取り除きます。

最後は爪の裏も拭いて仕上げます。

・爪の角は切り落とさない

手もそうですが、足の爪を丸く切り落とす傾向はありませんか？

足の爪は指先で地面を踏ん張るために必要です。爪が指を支えられるよう、指より極端に小さくカットしないように気をつけましょう。

革靴のように横幅が細く締めつけられるタイプの靴を履く場合、爪の角を短く切り過ぎると爪が皮膚にくい込み、巻き爪の原因になることがあります。

爪は四角形をイメージし、爪の先端は引っかからない程度に丸くカットするのがおすすめです。

・【まとめ】

若い世代だけでなく、40代50代男性にも需要のある「ネイルケア」に親しみを感じていただけましたか？

ケアした指先を維持するために【手洗い後の保湿】は欠かせません。コロナ禍で消毒や手洗いが増え、手に乾燥を感じる場合も、ハンドクリームを塗る習慣はとても大切です。

毎日スキンケアをするように、若々しい手を保つための「ネイルケア」がこれからも求められそうです。

(おその）