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東京港醸造「国酒・日本酒を未来に繋げる」

日本の伝統的な文化の一つである日本酒は海外でも「SAKE」として多くの方に親しまれています。

国酒である日本酒ですが、焼酎や低アルコールのカクテルを好む方や若い人たちにとってはあまり馴染みがないようで、日本酒業界は昭和53年をピークに衰退の一途を辿っているのが現状です。

私達編集部は、より多くの方に日本酒の魅力をお伝えしたいと思い、未来に繋がる日本酒造りに取り組んでいる「株式会社若松 東京港醸造」(以下、東京港醸造)さんを取材して参りました。

東京都港区に23区内唯一の酒蔵を構える東京港醸造さんは、これまでの日本酒造りの根底を覆す新たな酒造工程を展開している酒蔵です。高度浄水処理された東京都の水道水を利用し、都心ならではの製法で日本酒造りに取り組まれています。

この記事では、東京港醸造さんの日本酒に対する思いや未来を見据えた革新的な酒造りを紹介していきます。

環境に配慮した、未来に繋げる酒造り

東京港醸造さんは未来に繋げる酒造りを行うために、環境に配慮した製造方法にこだわっています。国酒である日本酒を未来に繋げようという思いが東京港醸造さんの酒造りの根底にあります。今回、東京港醸造さんを取材させていただく中でも、未来を見据えた酒造りへの熱い思いをひしひしと感じました。

東京港醸造さんは「サステナブル酒プロジェクト」として、酒造りにも環境に配慮した取り組みを行っています。

水不足や環境汚染などが深刻化し、世界中で深刻化となっている環境問題。酒造に大きく関わる洗米工程も環境汚染問題の一因となっていました。そこで東京港醸造さんの「サステナブル酒プロジェクト」では地球環境を考え、無洗米醸造法に取り組み始めました。この無洗米醸造法では酒造りに欠かせない洗米作業を廃止することができます。それに伴い、洗米で使用する大量の水や排出するとぎ汁を通常の10分の1まで削減できるそうです。

東京港醸造さんはBSテレビ東京にて、SDGsの取り組みが反映された「地球に優しいお酒」を造る東京23区唯一の酒蔵としてメディア放映されました。「サステナブル酒プロジェクト」が叶える持続可能な酒造りの製法は日本酒ファンはもちろん、地球環境を考える多くの人たちからも支持されています。

常識を覆す、日本酒造りのコンパクト化

東京港醸造さんの代表取締役である寺澤氏は、40年以上に渡る日本酒造りの経験からコンパクト型酒造り(クラフト蔵工房)を開発しました。古くから日本酒造りは、広大な敷地と豊かな水源がなければ難しいと思われてきましたが、コンパクト型酒造りは小スペースでの酒造りを可能にしたのです。東京港醸造さんは現在都内のビルの4階、敷地面積わずか117米というコンパクトなスペースで酒造りを行っています。なぜ、このような小さなスペースで日本酒を造っているのかと言いますと、東京港醸造さんが日本酒の未来を見据え、今までの大量生産低価格から少量生産高品質にシフトしていかないといけないと考えたから。

これからの日本の人口減少やコロナウイルスによる経済への打撃を考慮し、日本酒はより品質にこだわった上質なものである必要があるという考えからコンパクト型酒造りがスタートしました。つまり、日本酒業界が衰退していっている状態をどうにかしたいという思いから、コンパクト型酒造りが生まれたのです。

東京港醸造さんのコンパクト型酒造りは海外での日本酒紹介でも役立ちます。小スペースで行える酒造りは万博や海外での日本酒プロモーションの際に現地での製造が可能ですので、日本が誇る発酵食品製造をより広くアピールできるでしょう。

東京港醸造さんの商品・テイスティングカー

続いては東京港醸造さんから販売されている日本酒を紹介します。

・純米大吟醸原酒 江戸開城 The Premium

米・水・酵母に至るまでを東京産にこだわった東京港醸造さんの最高峰の一品です。使用したyabo酵母は協会1号酵母よりも古く、日本古来の清酒酵母となっています。江戸開城The Premiumはその名の通りまさにプレミアムな味わいです。マスカットを思わせる上品な香りで、強い旨味とコク深さが特徴です。また使用したラベルは世界ラベルコンテストにて三位入賞しており、壮大な日本らしさを詰め込んだ芸術的なラベルとなっております。

・純米吟醸原酒 江戸開城(愛山)

東京港醸造さんのベーシックラインナップである江戸開城。入手困難な酒造好適「愛山」の米を使用して造られている日本酒です。コアなファンも多い愛山は酒米のダイヤモンドとも呼ばれています。江戸開城は日々変化し続ける東京をイメージした日本酒で、タンクごとに使用酵母や製造工程が異なっているのが特徴。飲むたびに異なったイメージを感じられる日本酒となっており、日本酒ファンを存分に楽しませてくれます。

「愛山」についてはこちら

・Palla-Casey(パラカセイ)

Palla-Caseyは生きた乳酸菌を使用し、新たな手法を用いて醸造した一品です。「生酛×速醸」製法から生み出された新感覚の日本酒で、乳酸菌特有の高い酸とほのかな甘味を感じられる一本です。まるでワインのような味わいと米本来の濃厚なコクで、しっかりとした飲みごたえを感じられます。牛肉、ラム肉などの洋風食材とのマリアージュをぜひお楽しみください。

※生酛(きもと)とは…自然の乳酸菌の力で雑菌を排除し、アルコール発酵を促進する昔ながらの造り方。

※速醸(そくじょう)とは…乳酸を用いて酒母を酸性に保ち、酵母を培養するもの。

今回ご紹介した日本酒の他にも、東京港醸造さんのオンラインショップにて多種多少な発酵食品が販売されています。甘酒・梅酒・醤油・味噌・ミード(蜂蜜を原料とする製造酒)など、魅力的なラインナップとなっております。

 また、東京港醸造さんはこだわりの商品を気軽に楽しめるテイスティングカーを酒造の横で営業しております。以前は都内の祭りや人が集まる場所に移動して提供していたキッチンカーですが、現在は酒蔵の傍にキッチンカーを用意し、目の前で商品を試してもらえる場を提供しています。商品購入前に気軽に一杯90ml、350円からテイスティングできるのは、日本酒ファンにとって大変嬉しいですよね。テイスティングカーでは、日本酒と合わせておつまみや軽食も楽しめますよ。

テイスティングカーの営業時間は以下の通りです。

平日 15時~19時
休日 13時~19時

まとめ

今回私達は東京港醸造さんへの取材を通し、日本酒造りに対する新しい価値観に感銘を受けました。既存の概念を覆す日本酒造りであるコンパクト型酒造り。東京港醸造さんは地球に優しいだけでなく、造り手にも優しい持続可能な酒造りを行っている酒造であると実感しました。業界の衰退をどうにかしたい、日本酒を未来に繋げていきたい、という熱い想いで日本酒の未来を切り開いている東京港醸造さんは、首都東京で新たな歴史を刻んでいってくれるでしょう。

今回ご紹介した商品はオンラインショップでも購入が可能です。
想いも含めて是非商品をご体験ください。

東京港醸造オンラインショップはこちら

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