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現代、人生は100年時代と言われています。
長生きすることは生きる楽しみも増えますが、老後を生き抜くため、新たなライフステージの再構築が必要です。
近年、流行ウイルスによる世界情勢の変化で、ビジネスが傾いたり、収入が激変してしまったりという方も少なくありません。
稼いできた資産を銀行に預けておくだけでは、これからの将来、資金が低減してしまう可能性もあり得るでしょう。
投資を始めることで、景気にふり回されず、自分の資産を守ることができるのです。
しかし、投資はリスクがつきものなので、知識がないと大損する可能性はあります。
ですが初めから投資にまつわる幅広い知識をつけなくても大丈夫です。
リスクが低い投資方法からトライし、いずれは最強のポートフォリオを運用していきませんか?
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投資の種類
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まずは何に投資すべきか、資産運用の商品の種類を見ていきましょう。
投資の種類 | 内容 | リスク度 |
預金 | 定期預金、外貨預金の金利で儲ける。 | 低 |
債券 | 国や会社が事業に必要な資金を借り入れするために発行する証券。定期的に利子が支払われる。 | 低 |
株式 | 企業が発行する「株式」を売買して利益を得る。 | 中 |
投資信託(ファンド) | 投資家から集めたお金を専門家が運用する。 | 中 |
REIT(不動産投資信託) | 不動産版の投資信託。 | 中 |
不動産 | 不動産を購入して、売買や家賃収入で利益を得る。 | 中 |
金投資 | 「金」を購入して積立などをする。 | 中 |
FX | 外貨に投資する商品。預けた資金の何倍もの取引が可能。 | 高 |
仮想通貨(暗号資産) | インターネット上で取引されるデジタル資産。法的通貨(日本円や米国ドル)に交換できる。 | 高 |
この中でも、リスクが比較的低い「株式投資」や「投資信託」は初心者でも始めやすい投資方法です。
次章では、「株式投資」と「投資信託」の投資方法のメリット、デメリットを説明していきます。
株式投資
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・メリット1
株式の値上がり益(キャピタルゲイン)
株価が安い時に購入し、株価が高くなった時に売却することで売買差益を得られます。
・メリット2
配当金(インカムゲイン)
株式を保有していると配当金を受け取れます。
配当金は企業によって金額や回数が異なり、業績によって増えたり減ったり無かったりすることも。
・メリット3
株主優待
企業が株主に対して持ち株に応じ、自社製品や優待券を贈る制度です。
全ての企業が行なっているわけではないので、株主優待を受けたい方は調べてから購入してください。
・デメリット1
元本の保証はない。
株式投資は預貯金とは違い、購入した金額の元本は保証されません。
株価はさまざまな要因で変動し、下落すると損失が発生します。
また、投資した企業が破産した場合、投資した資金がゼロになる可能性もあります。
・デメリット2
投資金額が高め
株式投資は最低売買単位(単元)が決められていて、原則100株単位が取引の条件となります。
例えば、株価が1,000円で100株購入する場合は、最低10万円の資金が必要です。(手数料は別途)
投資信託(ファンド)
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・メリット1
専門家に運用してもらえる。
投資の知識がなくても運用のプロが自分に代わって運用してくれます。
個人では買いにくい海外株式や債券、特殊な金融商品への投資も可能。
・メリット2
少額から投資できる。
株式投資や債券投資と違い、投資信託では100円から運用が始められます。
・メリット3
分散投資できる。
個人で株式や債券に分散投資しようとすると、大きな資金が必要です。
投資信託では投資家から集めたお金を大きく運用できるため、分散投資でリスクが軽減できます。
・デメリット1
元本保証がない
これは株式投資と同じで「元本割れ」する可能性があります。
・デメリット2
手数料がかかる。
専門家に運用してもらう分、手数料を取られます。
・購入手数料(投資信託を購入する際にかかる費用)
・信託報酬(運用・管理してもらうのにかかる費用)
・信託財産留保額(解約時にかかる費用)
投資をするとき活用すべき制度
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さて、投資を始めよう!と考えたとき、投資商品を選ぶのと同じくらい大事なのは税金対策です。
通常、投資で得た利益から20%ほどを税金として納めなければいけません。
日本では「NISA」と「iDeCo」という非課税制度が活用できます。
・一般NISA
短期の株式売買などの投資におすすめ。
NISAの口座で投資信託や株式を購入すると、毎年、非課税枠の上限120万円を最長5年間非課税にすることが可能です。
5年間保有した後は売却をするか、翌年のNISA口座投資可能枠に移す手続きをしてください。
手続きをしない場合は、課税口座に移管されます。
・つみたてNISA
中期的な資産運用をするときにおすすめ。
NISAと同様、得た利益に対しての税金がかかりません。
毎年40万円まで投資が可能で、最長20年間非課税となります。
つみたてNISAの対象商品は、金融庁が判断した手数料が低い条件のものに限られているので、初心者の方でも安心です。
・iDeCo
老後の資金を増やしたい方におすすめ。
「個人型確定拠出年金」の愛称で、自分で投資商品を運用する私的年金の制度です。
掛金と運用した利益を60歳以降に給付金として受け取ることができます。
なのでデメリットは原則60歳になるまで引き出せないということです。
iDeCoの掛金は全額所得控除になるので、所得税・住民税の負担を軽減できます。
NISAと同様、運用によって得た利益に対して税金がかかりません。
ポートフォリオとは
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ポートフォリオとは、自分が持っている金融商品の詳細な組み合わせのことです。
どこの投資信託にしようか、株はどの銘柄で何株持つか、などの具体的な資産配分を決めておくと資産運用の方向性が見えてきます。
運用する資産の金額、運用期間、リスクの許容範囲に応じて自分だけのポートフォリオを作成してみましょう。
ポートフォリオの参考例
誰もが高配当を生むポートフォリオを参考にしたいと思っているはずです。
高配当株の定義は明確に決まっていませんが、配当利回りは4%以上が高配当の基準とされています。
注意しなければいけないのは、想定する利回り(リターン)が大きいほど想定リスクも大きくなることです。
まずは基本となるポートフォリオを参考にしてみましょう。
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引用元:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/etf_portfolio/02.html
投資金額をバランスよく運用し、リスクを分散することで長期的に良い結果をもたらすといわれています。
年金基金や大手保険会社などのプロが活用するポートフォリオです。
・リスク・リターンを抑えたい
もっとリスクを抑えたい方は、価格の変動が小さく安全な資産とされる「国内債権」を中心に「国内株」や「国内債権」を分散投資して国内資産に固めましょう。
・大きなリターンを狙いたい
積極的にリスクを取り、値動きの大きい先進国や新興国の株式を取り入れると大きなリターンを狙うこともできます。
先進国債権や先進国REITを組み入れることで、幅広い収益を得られるかもしれません。
2022年おすすめの証券会社
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株式投資や投資信託を始めるときはネット証券会社が便利です。
選ぶときのポイントは、
・売買手数料の安さ
・小口の取引、米国株などの投資ができるか
・ブラウザやアプリの使いやすさ
・ポイント制度やお得感
・情報の充実さ
などをチェックしておけば安心です。
常にランキング上位をキープしているおすすめの証券会社をご紹介します。
・SBI証券
https://www.sbisec.co.jp/ETGate
・利用者数ナンバー1
・手数料が業界最安値
・商品・サービスが充実している
・ポイントを貯めたり使ったりできる
・つみたてNISAが100円からできる
・楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/
・SBI証券と同様、商品・サービスが充実
・楽天経済圏の人はポイントがたくさんたまる
・便利な株式ツール「マーケットスピードII」が使い放題
・日経新聞(楽天証券版)が無料で読める
・マネックス証券
・外国株の銘柄が非常に多い
・米国株4500以上、中国株2600以上
・NISA口座で米国株と中国株の買付手数料がキャッシュバック
まとめ
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将来を見据えて資産を増やしたい、守りたいなら今すぐにでも資産運用を始めるべきだと思います。
最初は知識がなくても、投資を始めてから自分に必要な情報を取り入れていくという方法で知識を蓄えていきましょう。
リスクが少ない分散投資をするだけで、長期的には複利の力で大きな資産形成が可能です。
時代の変化で金融情勢や相場動向が大きく変動し、資産価値が値下がりする危険性は常につきまといます。自信を持ったポートフォリオであっても定期的な見直しは必要です。
自分のライフイベント、資産状況に応じたポートフォリオの形成を目指しましょう。
(上野 千花)