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ウォーレン・バフェットに学ぶ成功への極意

世界で最も成功した資産家の一人であるウォーレン・バフェット。
今年91歳を迎えた今も幅広い活動をしており、世間の注目を集める存在です。

ウォーレン・バフェットは「投資の神様」「オマハの賢人」と称される投資家で、一時期は世界長者番付で一位になりました。

そんなバフェット氏が率いる「バークシャー・ハサウェイ社」は世界最大の投資会社で、過去50年以上の株価の年率が20.0%以上という驚異的なリターンを達成しています。

投資には興味がない人も、バフェット氏の考えを生活に取り入れることで、さらなる成功への可能性が広がるでしょう。

バフェット氏から学べることは星の数ほどありますが、今回は名言をピックアップして解説していきます。

人物像

引用:https://jp.reuters.com/

ウォーレン・バフェットは1930年、アメリカのネブラスカ州オマハで生まれ、証券会社の経営者である父親、母親、姉、妹と暮らしていました。

小さな頃からお金を稼ぐことに興味があり、コーラを売ったり、新聞配達をする少年でした。
彼は10歳のとき、一冊の本に出会ってから投資に興味を持ち始め、それ以降ビジネスの試行錯誤を始めたのです。

そして11歳のとき、自分で稼いだ120ドルを元手に、姉と初めての株券を購入しました。
高校に入ってからも友人と始めたビジネスで大成功をおさめ、大学進学後は父親の証券会社に就職します。

その後、証券アナリストとして転職し、退職後は誰もが知る成功を手にした投資家へと登りつめました。
現在、「バークシャー・ハサウェイ社」の筆頭株主で、会長兼CEOを務めています。

2010年からは慈善活動も始め、多くの慈善団体に寄付をする慈善家としても有名になりました。

ウォーレン・バフェットの名言とアドバイス

伝説的な投資家であるバフェット氏の言葉は、多くの人々へのアドバイスとなっています。

投資に興味がある人もない人も、名言から多くのことが学べると思いますので、資産形成の参考にしてみてはいかがでしょうか。

・金持ちになるには2つのルールを守りなさい

バフェット氏はこう続けています。

1.損をしないこと

2.絶対にルール1を忘れないこと

投資には負けないことが前提である必要不可欠なルールです。
バフェット氏は投資先を決めるときは慎重に考えるべきだと言っています。

どうしてこの銘柄を買う理由があるのか、それについて論文が書けないのであれば投資はしない方がいいという教えです。

損得が大きく左右される選択のとき、慎重に行動することで失敗が減りそうですね。

・今日誰かが木陰で休むことができるのは、遠い昔、誰かが木を植えてくれたからなのです

毎日忙しく生活していると、日々の感謝を忘れてしまいがちです。
当たり前の毎日をおくれているのは、誰もいないところで自分たちのために仕事をしてくれている人がいるということ。

忘れそうになったらこの言葉を見返してください。

そして感謝の気持ちを表すことができたら、今よりもっと素晴らしい毎日をおくれるようになるでしょう。

・リスクをもたらすのは、自分の行動を理解していないことだ

株式投資にはさまざまなリスクが存在しますが、一番のリスクは「自分自身が無知であること」です。
自分の行動を理解するには、幅広い知識、経験、リサーチ、先人からの教え、など学ぶべきことがたくさんあります。

その全てを学んでから行動するとなると、何事もすぐに始めることは不可能です。

なので、始めは学びながら知識をつけ、少しずつ行動していくことをおすすめします。



・常に新しいことを学び、謙虚であれ

日々何かを学び、チャンスを無駄にせずに、謙虚な姿勢で教わることが大事です。
これは投資だけでなくビジネスをしている人が実践すべき行動といえます。

バフェット氏は忙しい毎日の中でも必ず新聞や本を読み、新しい知識をつけ、ビジネスチャンスを逃さないように行動しているということです。

・ゆっくりお金持ちになりたい人はいないから

Amazonの創業者のジェフ・ベゾスとウォーレンバフェットの会話で、ベゾス氏は「なぜあなたの手法を真似する人がいないのか」と聞きました。

その答えが、「ゆっくりお金持ちになりたい人はいないからだよ」という言葉でした。
多くの人が短期間でお金を儲ける方法を知りたがります。

焦って利益を求めるあまり、話題の銘柄や投資方法を真似し、損失を出してしまう人がほとんどではないでしょうか。

流行のビットコインや仮想通貨をバフェット氏は絶対に買いません。
バフェット氏に言わせれば、ビットコインは収益も配当も生まないと発言しています。

・お金は、時間をかけて育てていくもの

この言葉は上記の延長線上にある言葉です。
ゆっくりお金持ちになることは簡単でも、それを実践する人は少ないでしょう。

バフェット氏は「複利」の力を使い、時間をかけてお金を育てることを力説しています。

投資で増えたお金を更に投資して、コツコツ増やしていく方法が安定した資産を得られます。

・並外れたことをしなくても、並外れた業績を残すことはできる

大きな資産を持っている人は才能があって、特別なことを実践しているのではないかという考えがありますが、それでなくてもお金を儲けることは可能です。

バフェット氏は繰り返し、「簡単なことをやれ」と言葉を変えて発言しています。

まずは自分にできることから行動し、小さな積み重ねが大きな業績につながっていくことを信じましょう。

ウォーレン・バフェットのポリシー

引用:https://www.imdb.com/

華麗なる経歴を持つバフェット氏ですが、40年間報酬が変わっておらず、その額は年間10万ドルと控えめです。
S&P500企業のCEOの平均年収1500万ドルと比べてもかなり差があり、高額な報酬を求めていないことがわかります。

バフェット氏は多くの資産を持っていますが、大金を使うこともせず、控えめな住宅に住み、普通の車に乗り、マクドナルドをよく食べ、コカコーラをよく飲みます。

バフェット氏はこう言っています。

「わたしの人生はこれ以上ないほど幸せだ。

必要なものは全て手に入れた。

これ以上は必要ない。

なぜなら、ある時点を過ぎれば違いがなくなるからだ。」

まとめ

ウォーレン・バフェットの投資方法は、継続して努力する力、忍耐力が必要です。
一見簡単そうに見える方法ですが、多くの人が彼ほどの資産形成に成功していません。

彼は人生で多くのことを学び、失敗を重ねながら努力を続け、50代以降に今の資産の99%を稼ぎました。

10年、20年、30年を見据えて投資を考えるのは難しいものですが、バフェット氏のように何十年先を見据えた投資方法が成功への近道なのではないでしょうか。

今回ご紹介した名言にもたくさんヒントが詰まっています。
バフェット氏の人生の教訓を活かし、より良い人生にステップアップしていきましょう。

(上野 千花)

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