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コロナで進んだ技術革新7選|テレワーク、VRの将来は?

2020年初めから猛威を振るい、世界中に影響を与えた新型コロナウイルス。

多くの悲劇を招いたのは誰もが知るところですが、実は、私たちの生活に深い影響力を持つ技術を大きく発展させてもいることをご存じですか。

今回は、コロナ禍で進んだ技術革新を7つ紹介し、それぞれの特徴やコロナとの関わりについて解説します。さらに、これらの技術が将来的にどのような発展を見せるのか、専門家の予想も紹介しています。

コロナウイルスがもたらした技術革新

コロナ禍がもたらした技術革新において代表的なものに、テレワーク、ビデオ会議、オンライン教育、ヘルスケアテクノロジー、オンラインショッピングの普及、配達ロボット、VR/AR技術などがあります。

それぞれの技術について順番に解説します。

テレワーク技術

在宅勤務、リモートワークといった名称で呼ばれることもあるテレワークは、コロナ禍で急速に普及しました。

コロナとの関係は?
ソーシャルディスタンスを確保したり、都市部や通勤電車、オフィスの人数を減らしたりするために、2020年ごろから多くの企業が制度として採用し始めました。

テレワーク技術の将来は?
ワークライフバランスを求める人たちの間で、リモートワークは好意的に受け入れられています。アメリカ・シンシナティ大学のJaime Windeler教授は、コロナが終わってからもリモートワークは一般的な働き方として残るだろうと述べています

ビデオ会議

パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末を使って、音声や映像でコミュニケーションを取るビデオ会議ツールは、コロナを経て一般的に普及しました。

コロナとの関係は?
コロナ以前もビデオ会議ツール自体は存在しましたが、誰もが利用するようになったのはコロナ以降にリモートワークが普及してからです。

ビデオ会議技術の将来は?
ビデオ会議の市場規模は、2022年から2030年までで、年平均成長率12.5%で拡大すると予測され、この10年で大きく成長する業種の一つとして注目が集まっています。

また、リサーチ会社Eyes4Researchの設立者/CEOであるRudly Raphaelによると、ビデオ会議会社は現在、AIによって会議やミーティングの最適な参加人数や開催時間を決めるツールを開発しているそうです。

2020年1月には、VR会議システムを開発するスタートアップ企業Spatialが登場。VR技術とビデオ会議ツールを組み合わせた「VR会議」にも注目が集まっています。

オンライン教育

インターネットを介して、遠隔地から教育を受けるオンライン教育。時間や場所の制約を受けずに学習に取り組めるのが特徴です。

コロナとの関係は?
コロナの影響で学校が閉鎖された際、教育機関は一斉に授業をオンラインに切り替えました。

また、社会人向けでも、オンラインスクールやジム、習い事をオンラインで受講するスタイルが一気に広まりを見せました。

オンライン教育の将来は?
リモートワークと同じように、オンライン教育も、地域や教育の格差を解消する手立てとして残っていくと予想されています。

ヘルスケアテクノロジー

医療用機器や人工知能、バイオテクノロジーなどは、総称して「ヘルスケアテクノロジー」と呼ばれています。

コロナとの関係は?
感染症のリスクを避けて受診ができる在宅医療やオンライン処方に注目が集まったことが、ヘルスケアテクノロジーが普及した要因の一つです。

また、コロナワクチンの開発のため、全世界の研究者が一丸となって医療情報の収集にあたったことも、テクノロジーの進歩に大きく貢献したと指摘されています。

ヘルスケアテクノロジーの将来は?
DocGoの代表であるAnthony Caponeは、ヘルスケアテクノロジーが発展することで、医療機関同士のデータ共有が活発になることを予想しています。

また、AIや機械学習と医療テクノロジーが組み合わさることで、患者の治療方針を決定したり、感染症を早期に発見できるようになったりするなどのメリットが生まれるとも考えています

オンラインショッピングの普及

インターネット上で商品やサービスを購入できるオンラインショッピングも、コロナ禍で普及が拡大しました。

コロナとの関係は?
コロナ渦、商業施設のオンラインショッピング閉鎖や営業時間の短縮がきっかけで、オンラインショッピングの利用者が増えたことが普及拡大の原因です。

オンラインショッピングの将来は?
アメリカのMaryville大学は、将来のオンラインショッピングについて、AIや機械学習を用いた「リコメンド機能」がよりいっそう正確になっていくだろうと予想しています

配達ロボット

自動走行により宅配や配送をする「配達ロボット」。アメリカやイギリスではすでに大きく普及が進んでいます。

コロナとの関係は?
アメリカのロボット食品配送会社「スターシップ・テクノロジーズ」が、コロナ禍において食品を非接触型で届けるサービスとして爆発的な成長を遂げました。

この成功を受け、各国でも研究や開発、実用化が進んでいます。

配達ロボットの将来は?
日本でも実用化が進む宅配ロボット。労働人口の減少にともない、荷物や食品など、さまざまな配送サービスに利用されることが予想され、すでに実証実験や法律改正など、実用化に向けた取り組みが進んでいます。

VR/AR技術

近年大きく話題になっているVR (Virtual Reality) と AR (Augmented Reality)の技術。

VRは、ヘッドセットなどを使って仮想の世界に没入するもの。ゲーム、映画、教育などさまざまな分野で活用されています。

一方のARは「拡張現実」。現実世界に追加情報を重ね合わせることで、新たな体験を提供する技術です。

コロナとの関係は?
コロナ禍で、オフラインでのイベントや集客が難しくなったことを受け、VRを活用したイベントが多数開催されました。

それまでVR・AR技術はゲームやアニメの分野で利用されることが一般的でしたが、コロナ禍を受けて、これ以外の分野にもVR技術が拡大しました。

VR/AR技術の将来は?
最も期待が集まるのが医療分野での活用です。

たとえば、VR技術を使って手術の訓練をしたり、AR技術を用いて、ベテラン医師が手術をサポートしたりすることが検討されています。

まとめ

コロナ禍で進んだ技術革新は、私たちの社会を大きく変化させました。これらの分野は、これからいっそう市場規模を拡大させていくことが予想されます。また、リモートワークやオンライン教育など、地方格差を埋める技術や、医療技術への進展なども期待されています。

(森田さえ)

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