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ビジネスマンに捧ぐ教養としてのクラシック音楽

「クラシック音楽」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?

クラシック音楽というと、荘厳なホールで正装をして聴くような、堅苦しいイメージを持つ方も少なくありません。

しかし実際にはデニムなどのカジュアルな服装でコンサートに来る方もたくさんいます。

また最近は「ランチタイムコンサート」「ワンコインコンサート」など気軽に聴くことができるコンサートも増えているのです。

そしてクラシック音楽に対して難しいイメージがありつつも、興味があり学んでみたいと考えている方もいるでしょう。

そんな「クラシック音楽について知識をつけたい」という方に向けて、クラシック音楽の有名曲や歴史などを、5分で読めるボリュームでざっくりと解説します。

ビジネスマンにこそおすすめしたい「クラシック音楽」の魅力が、少しでも伝われば幸いです。

ビジネスマンにクラシック音楽をおすすめする、3つの理由

クラシック音楽は、ビジネスマンにとって3つのメリットがあります。

・デジタルデトックスに最適
・「推し」を作る楽しみを知ることができる
・あなたの気分に寄り添う楽曲が見つかる

デジタルデトックスに最適
少し意外に思うかもしれませんが、クラシック音楽はデジタルデトックスに最適です。

昨今は平日・休日関わらずスマホで仕事の連絡をし、就寝直前までついスマホを触ってしまうという方も多いでしょう。

しかしあまりにも長い時間デジタルデバイスに触れていると、睡眠障害などを引き起こすこともあります。

ここ数年よく聞くようになった「デジタルデトックス(デジタルデバイスに触らない時間や日を作ること)」も、そうした背景から誕生した言葉です。

クラシック音楽のコンサート中はスマホを切る、もしくは仕舞うことが鉄則です。

そんなクラシック音楽は、映画館などでもついついスマホを触ってしまうという方に、デジタルデバイスから解放される時間を与えてくれるでしょう。

「推し」を作る楽しみを知ることができる
アイドルファンの間でよく使われる「推し」という言葉。

以前は「山口百恵」「松田聖子」「おニャン子クラブ」などを熱心に応援していたのに、気付けばそんな存在がもう何年もいない……、という方はいませんか?

クラシック音楽を好きになると、自然と「推し」が出来ていたという人も少なくありません。

これは様々な曲や演奏を聴く中で、好きな作曲家や演奏家、指揮者などが出てくるためです。

まったく同じ曲でも、演奏家によって印象が大きく異なるのが、クラシック音楽の醍醐味。

「このピアニストは演奏がダイナミックで好き!」

「この指揮者が振ると、どんなオーケストラでも活き活きする!」

そんな「好き」が自然と出てくるでしょう。

こうした「心の底から応援できる人」の存在は、仕事を頑張るモチベーションとなったり、人生にハリを与えてくれたりします。

そんな「推し」を見つけるのも、クラシック音楽の楽しみ方のひとつです。

あなたの気分に寄り添う楽曲が見つかる
クラシック音楽は、1400年ごろから1900年ごろまでの西洋音楽を指します。

この500年間につくられた数千〜数万という膨大な楽曲には、天に昇るほどの喜びを表す曲から、地を這いつくばるような苦しみを描いた曲まで、様々なものがあるのです。

また朝のさわやかな情景や、しとしと降る雨など日常の1コマをえがいた作品もあります。

ほっと一息つきたい時や、もう一踏ん張りしたい時など、忙しいあなたに寄り添う楽曲がきっと見つかるはずです。

クラシック音楽の有名な曲を知る

クラシック音楽を学ぶ上で、時代区分や著名な作曲家、演奏形態など知るべきことはたくさんあります。

しかしまずはクラシック音楽を聴き、趣味に合うものを見つけていただくのが一番良いのではないでしょうか。

そこでまずは有名なクラシック曲を10曲ご紹介します。

カノン / パッヘルベル
学校の卒業式など「別れのシーン」でよく聴く1曲。

様々な旋律がだんだんと重なり、じんわりと曲が盛り上がっていく様が魅力的な曲です。

G線上のアリア / バッハ
こちらはドラマやテレビCMなど、様々な場面で耳にする1曲。

「G線」とはヴァイオリンの4弦を指し、この4弦だけで演奏することが曲名の由来とされています。

ボレロ / ラヴェル
『踊る大捜査線』等の映画や、年末年始のコンサートでよく聴く1曲。

様々な楽器のソロ演奏を聴けるのが魅力の曲ですが、演奏者にとってこのソロパートは「寿命が縮むほどの緊張感」なんだそうです。

ラプソディ・イン・ブルー / ガーシュウィン
クラシック音楽にジャズの要素を融合させた作品を多く生み出した「ガーシュウィン」の1曲。

『のだめカンタービレ』で使用されたことで、一躍有名となりました。

無伴奏チェロ組曲 / バッハ
リラックスしたい時に聴きたい一曲。テレビ等で耳にしたこともある方も多いでしょう。

バッハはヴァイオリンやチェロのための無伴奏作品(ピアノ伴奏なしの作品)を多数書いており、これらの曲は器楽奏者にとって非常に重要な作品のひとつです。

交響曲第5番「運命」ハ短調 作品67 / ベートーヴェン
ショッキングなシーンで使用されることの多い楽曲。

1楽章の冒頭のみ聴いたことがある方が大半ですが、2楽章・3楽章も非常に魅力的です。

ベルガマスク組曲より「月の光」 / ドビュッシー
繊細な冒頭部分から、暖かみをもって広がっていく中盤が印象的なドビュッシーの代表作。

『ベルガマスク組曲』という4曲からなる組曲の中の3番目の曲です。

練習曲作品10-12「革命のエチュード」 / ショパン
こちらもショッキングなシーンなどでよく使用される1曲。

地を這うような左手の旋律と、何かを強く訴えかけるような右手の旋律が特徴的です。

バレエ組曲「白鳥の湖」Op.20 / チャイコフスキー
バレエ「白鳥の湖」のためにチャイコフスキーが作曲した作品。

もとのバレエ版は2時間ほどありますが、それを30分にまとめたのがこのバレエ組曲版です。

ラ・カンパネラ / リスト
超絶技巧を必要とする難曲として、ピアニスト憧れの曲となっている作品。

ライブ映像などを見て頂くと、右手の跳躍などピアニストの技巧に驚くことでしょう。

玄人向け、筆者おすすめのクラシック曲

クラシック音楽の有名曲を10曲紹介しましたが、ここからは少しマニアックな楽曲を5曲紹介します。

既にクラシックをそれなりに知っている方は、是非こちらの楽曲も聴いてみてください。

イタリア協奏曲 へ長調 BWV 971 第3楽章 / バッハ
ドイツ生まれのバッハが作曲した、イタリア風の1曲。

特にこの3楽章は、カラッとした明るさや華やかさが魅力です。

スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39 / ショパン
怪しげなオープニングから、力強い第1テーマ、そして星屑が降り注ぐようなきれいさを持つ第2テーマと、バラエティに富んだ1曲。

ショパンはスケルツォを全4曲書いており、この曲が好きな方はその他の作品も聴いてみると良いでしょう。

メタモルフォーゼン / シュトラウス
グラデーションのように変化していく色合いが聴きどころの楽曲。

明るさや色合いがどのように変化するかをイメージしながら、聴いてみてください。

中国の不思議な役人 / バルトーク
民族音楽などの研究に力を注いだバルトークの1曲。

全編通して不気味な雰囲気が続き、後半はプログレッシブロックなどに通ずるような激しさがあります。

トゥーランガリラ交響曲 第5楽章「星たちの喜び」 / メシアン
『オンドマルトノ』という電子楽器を使用する、一風変わった作品。

題名通り星々が飛び通うような曲調で、映画音楽が好きな方にもぴったりです。

時代区分と、有名な作曲家を知る

有名な楽曲から玄人向けまで15曲を紹介しましたが、お気に入りの曲は見つかったでしょうか?

もしお気に入りの曲が見つかったら、その作曲家と同年代の作曲家の作品を聴いてみると、さらに気に入る作品が見つかるかもしれません。

ではクラシック音楽の時代区分について、ざっくりと紹介します。

区分年代作曲家、作品など
中世400〜1400年ごろグレゴリオ聖歌(中世音楽はクラシック音楽カテゴリに含まないことも多いです)
ルネサンス1400年頃~1600年ごろダンスタブル、フランチェスコ・ランディーニ
バロック1600年頃~1750年ごろヘンデル、バッハ、パッヘルベル、ビバルディ
古典派1750年頃~1820年ごろハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
ロマン派1820年頃~1920ごろシューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー、グリーグ、ラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェル、ホルスト
近・現代1920年以降バルトーク、シェーンベルク、ストラヴィンスキー、ケージ

時代区分と時代ごとの作曲家を知っておくと、自分の好きな作品を探す手助けになるでしょう。

そのため暗記する必要はありませんが、おおまかな流れをつかんでおくと、よりクラシック音楽が楽しくなります。

クラシック音楽の効能

私自身もクラシック音楽を演奏したり、多くのコンサートに足を運んだりしてきました。

そうした中で「クラシック音楽が好きで良かった!」と思うシーンはたくさんあります。

例えば、隠れた名曲を見つけた時の喜び。

これだけ歴史のあるクラシック音楽ですから、専門家にもあまり知られていない名曲がまだ山ほどあるのです。

手当たり次第に様々なCDを聴いていく中で、「これは音大の先生クラスでも知らないぞ」という素晴らしい名曲を見つけてしまった時の喜び。

しかも、何百年も前の作品を掘り当てた時の喜びは、他ではなかなか味わえないものです。

さらに、クラシック好きになると「演奏してみたい」と考える人も少なからずいます。

音楽教室に通う方などの話を聞いていても、「この素敵な楽曲を自分で演奏できたら、どんなに楽しいだろう」と思い、楽器を始めたようです。

聴くだけでも幸せになれるクラシック音楽ですが、楽器演奏などを通してさらに人生に彩りが加わったという方も多いのです。

また「言語表現の幅が広がる」というのも、クラシック音楽の効能のひとつ。

曲を聴いた際のイメージを、「明るい」「暗い」だけでなく、色や具体的な情景、感情など具体的に言語化すると、次第に表現力の幅が広がります。

またコンサートのプログラムなどは、音を言語化するための表現が詰まっていて「こんな言い回し素敵だな」と感じることも多いでしょう。

このような経験を通して言語化能力や表現の幅が広がるのも、クラシック音楽を好きになるメリットといえます。

500年の歴史を味わう

クラシック音楽の魅力や有名な作品についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

近年の音楽はSNSなどが発展したことの影響もあり、1曲の長さはどんどん短く、そしてサビなどのインパクトのある部分を最初に持ってくるなど、「聞き飛ばされない音楽」が増えてきました。

そしてイントロを飛ばしたり、サビだけしか聴いたりという「飛ばし聴き」も増えているようです。

そんな慌ただしい現代だからこそ、500年の歴史を経て培われてきた「クラシック音楽」を楽しんでみてください。

好きな曲が1曲あれば、そこからどんどんと人生を豊かにする音楽を見つけることができるはずです。

(山本)

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