HOME > Food > 出来る男は本物のビールを知っている

2021.12.15

出来る男は本物のビールを知っている

クラフトビールがメジャーになっている昨今、ビールも「乾杯用のお酒」というイメージはほぼ皆無になっていて、幅広い年代に受け入れられるジャンルです。

有名な「ラガー」タイプや、俗にいう黒ビールと言われる「スタウト」、他にも「エール」タイプや「ピルスナー」など、有名なジャンルも含め100を超える種類があると言われてます。

世界のビールのほとんどは「黄金色」、その中でも1番多いビアスタイルが「ピルスナー」という事実はご存知でしたでしょうか。

世界の約7割近くのビールが「ピルスナー」タイプ。

シンプルだけど格式高いこの「ピルスナー」を語れるのは大きなアドバンテージです。

今回は現在の「黄金色のビール」の常識を作った「ピルスナー」の元祖、

「pilsner urquell(ピルスナーウルケル)」の魅力と楽しみ方をご紹介します。

pilsner urquell(ピルスナーウルケル)の特徴

ピルスナーウルケル、実はまだ日本に多く流通していません。
希少性の高いビールです。

しかも本場の樽生が日本に入ってきたのが2017年、実は最近の事。
しかしビール自体の歴史は古く、1842年に誕生しています。

発祥の地はチェコのピルゼン、ここから瞬く間にピルスナーが広がり
様々なビアスタイルが誕生しました。

ピルスナーウルケル、名前の意味は日本語に訳すと「ピルスナーの元祖」そのまんまですが、伝統と品質を守るため1842年から170年を超える今まで、同じ醸造所で、製法、原料も変えず製造されているとても珍しいビールです。

このビールはチェコでしか作れません。

豊かな品質を誇るモラビア産の大麦、ザーツ産のホップ、そしてヨーロッパでは珍しい軟水が出るピルゼンだからこそ、このビールが作れます。

ピルスナーウルケルの美味しさは他のクラフトビールと比べても絶妙です。

「水分量の多いクリーミーな泡」と「モルティでマイルドな甘さ」「程よい炭酸」「後から追いかけるちょっとの苦味」これらがバランスよく組み合わさって、唯一無二の飲みごたえのあるビールに仕上がります。

日本では「喉ごし」や「キレ」などを重視して、冷えたビールが美味しいとされる中、このピルスナーウルケルは絶妙な温度管理で提供されます。

温度の変化によって味も変わるので、ゆっくり飲んでも不味くならないのが特徴です。
「豪快に、ゆったり楽しめる」この辺りが、大人の嗜みに非常にマッチします。

・pilsner urquell(ピルスナーウルケル)は注ぎ手が完成させる

希少性の高いピルスナーウルケルの樽生、BAR通いをされていても「見たことがない」という方は多いのではないでしょうか。その理由はピルスナーウルケルのブランド理念にあります。

「醸造家がビールを醸造し、注ぎ手が完成させる」

この理念です。

ビールがお客様の口に入る直前まで最高の状態を維持する。
妥協を許さない理念がピルスナーウルケルにはあり、それが希少価値を産んでます。

ピルスナーウルケルには品質と伝統を守るため、正式な注ぎ方があります。
まず泡から先に注ぎ、その後から液体を入れていく珍しい手順の注ぎ方。

その注ぎ方も3種類

「ハラディンカ」
「シュニット」
「ミルコ」

これが出来ないお店だと、本来のピルスナーウルケルを堪能できません。
ピルスナーウルケルはプロの注ぎ手「タップスター」を育成して、注ぎ方を継承してます。

タップスターはチェコ・ピルゼンでの研修を終了し、テストに合格しないと獲れない称号。
しかも大多数は面接にたどり着くのも難しい、狭き門でもあります。

その「タップスター」、実は日本人で4人しかいないんです。特に「シュニット」という注ぎ方に関しては、公認タップスターしか注ぐ事ができない技です。

注ぎ方によっての味の違いを簡単にご紹介致します。

「ハラディンカ」

泡は指3本分を作る。伝統的なチェコの注ぎ方、程よく炭酸を抜きビール本来の複雑な味を引き出す。ゆっくりと味わいたい時におすすめ。

「シュニット」

飲み口から指1本分のスペースをあけ、指3本分の泡を作る。ピルスナーウルケルの味わいを1番強調し、深いアロマを感じる飲み方。実はバーテンダーが品質管理のためにする注ぎ方。
この注ぎ方は公認タップスターがいるお店でしか出来ない注ぎ方でもあります。

「ミルコ」

9割がほぼ泡。濃厚でクリーミーな泡そのものの苦味、甘味を楽しむ。チェコではあまり飲む人いないようだが、文化としては最後の一杯、デザートビールとして飲むスタイル。これはゆっくり飲まずにサッと飲みましょう。

まずはハラディンカから飲むのがおすすめです。ツウでもハラディンカから飲む方は多いですし、美味しく楽しめる順番でもあります。ビールの飲み比べや、2軒目以降でピルスナーウルケルを飲むときは「シュニット」からスタートするのもツウな飲み方です。

pilsner urquell(ピルスナーウルケル)は飲み方の作法がある

ピルスナーウルケルを頂く際は「作法」に気を配るとそのお店でも「お、わかってるな」と思われます。

この「作法」の一部はピルスナーウルケルに限りません。こだわってビールを出すお店全部に精通するので、知ってくとビールも美味しく頂けます。

作法その1「出されたらすぐ飲む」

この作法がどのビールにも当てはまる作法です。注いだその瞬間が1番泡の状態も良く、味のバランスが優れてます。こだわりのあるバーテンダーや注ぎ手は、1番いい状態を意識してます。

人数分纏めて出てきたら、手早く乾杯してサクッと飲みましょう。提供がバラバラの場合は、先に届いた方は「お先に」と声をかけ一口飲んだ後に乾杯しましょう。

SNSへの投稿も同じ、ビールにこだわりのあるお店では尚更、「飲む前に写真」ではなく、「一口飲んだ後の写真」の方がツウからの評判も良いでしょう。

作法 その2「乾杯を何度でもする」

これはピルスナーウルケル独特の文化です。チェコ語で乾杯は「ナズドラヴィ(Na zdravi)」と掛け声をかけかます。これは「乾杯(ナズドラヴィ)の数だけ幸せになれる」「お互いの健康に」などの意味があり飲むたびに乾杯します。

チェコは水を買うよりビールの方が安い、ビールが生活に根付いた文化。意味合いとして日本で言う「今日も元気だお酒がうまい!」みたいなイメージに近いです。毎回乾杯する人は日本では中々いないですが、ワイワイ楽しむ時は「乾杯=ナズドラヴィ」を程よく楽しむのが良いかもしれません。

因みに、「ナズドラヴィ(乾杯)」の手順はこのような流れ。

相手の「目」を見る

「ナズドラヴィ」と元気よく言って、勢いよくグラス同士をぶつける。

乾杯後、テーブルに「ドンッ」とグラスをワンバウンドさせてからグッと飲む

チェコの方と乾杯する時は特に「目」を見て乾杯しないと

「おいおい、なんで目を見ないんだ!?」みたいな空気になるので注意しましょう。

pilsner urquell(ピルスナーウルケル)タップスターがいるお店

最後にピルスナーウルケル公認タップスターがいるお店のご紹介です。お近くに立ち寄られた際は是非覗いてみましょう。タップスターも人間ですから、お店にいない場合もございます。

その場合でも下記のお店では、タップスター監修の元、ピルスナーウルケルが楽しめますのでご安心ください。

店名 ニュートーキョー数寄屋橋本店 1F「Brauhaus(ブラハウス)」
住所:東京都千代田区有楽町2−2−1 X-PRESS有楽町1F
TEL:03−6264-6537

http://www.newtokyo.co.jp/tempo/newtokyo/sukiyabasi/sukiyabasi.htm

店名 BULVAR TOKYO(ブルヴァール・トーキョー)
住所:東京都中央区日本橋室町1−12-6 日本橋ムロホンビル4 2F、3F
TEL:03-6910-3590
※都内系列店も他2店舗あるのでそこも要チェック

https://www.beerboulevard.com/bulvar/

店名 自家製ソーセージ&麦酒「サル・ベーコン」江坂本店
住所:大阪府吹田市江坂町1−18−18えさかパークビルディング1F
TEL :06-6310-3655

https://saru-bacon.com/

店名 ビアレストランオーデン
住所:熊本県熊本市中央区下通1−9−8銀座ビル1F・2F
TEL:096-325-9230

http://www.kumamoto-oden.com/

pilsner urquell(ピルスナーウルケル)のまとめ

今回は「ピルスナー」の元祖、「ピルスナーウルケル」をご紹介致しました。
日本ではまだ希少価値の高いビール。

ビールの種類だけではなく、飲み方も楽しみ方の一つです。
注ぎ方で味が変わる「ピルスナーウルケル」はお店選びでも一味違う演出も可能です。

カジュアルだけど格式高い「本物のビール」是非お試しください。

(ヨコヤマ)

Share

Related

関連記事

カトラリーで食卓を華やかに!基礎知識とおすすめブランド3選

2021.12.15

東京の夜景も楽しめる高級ホテルバーのおすすめ

2021.11.04

神戸ビーフのはじまりと、本場神戸の知っておきたい店

2021.11.04

知っておきたいスパイスの種類と活用法

2021.11.04