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カトラリーで食卓を華やかに!基礎知識とおすすめブランド3選

カトラリーは食卓において脇役だと思っている方が多いのではないでしょうか。レストランでは当たり前のように手にし、自宅では何気なく用意していますよね。

しかしカトラリーの選び方ひとつで食卓は華やかになり、正しく使うことでスマートに振る舞うことができます。

そこで今回は、知っているようで知らないことが多いカトラリーの基礎知識やおすすめのブランドを紹介します。

会食やホームパーティーの予定がある方も、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそもカトラリーとは

カトラリー(cutlery)とは洋食を食べる際に使う、ナイフ、フォーク、スプーンなどの総称です。

最近では、和食で使われる箸や箸置きなどもカトラリーと呼ばれるようになりました。

普段何気なく手にしているカトラリーですが、お皿や料理に合わせて選ぶことで食卓の印象が大きく変わります。また、正しく美しく使いこなせば、品良く知的に見せることもできますよ。

カトラリーの素材と特徴

カトラリーは基本的に、銀、洋白銀器、ステンレスの3種類の素材で作られます。使用感や外観など、それぞれの特徴を詳しく解説します。

純銀は金属の中で最も美しい光沢とツヤがあることやその希少性から、洋食器において最上級の素材に位置付けられています。

熱伝導率がよく、口当たりが滑らかなのも大きなメリットです。料理とカトラリーが素早く同じ温度帯になることで、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま口に運ばれ、違和感なく美味しさを堪能できます。

ただ、“富と豊かさの象徴”といわれているだけありとても高価です。空気に触れることで硫化し黒ずむ特性があり、定期的なお手入れも必要になるため、普段使いに向いているとはいえません。

洋白銀器

洋白銀器とは、表面を銀でコーティングされたカトラリーのことです。

表面だけを銀製にすることで価格を抑えながら、口当たりや外観の良さは純銀のカトラリーと比べても遜色ありません。

現在では、銀器といえば純白銀器をさすほど広く普及しています。

ステンレス

ステンレスは耐水性、耐久性に優れ、さらに低価格なことから、現在最も一般的にカトラリーの素材として使われています。銀食器と比べて1/25ほどの価格で購入でき、気軽に一式揃えられるでしょう。

ステンレスは錆びにくく食洗機で洗える製品が多いので、普段使いのカトラリーに最適です。

カトラリーを使う際のマナー

カトラリーのセッティングの位置や扱いは、基本的に世界共通です。

この章では、意外とやってしまいがちな失敗や正しい振る舞いを紹介します。

ナイフを美しく使う

ナイフを使う際に注意したいのが、姿勢と切り方です。

切るのに力が入ると、前かがみになったり肩が上がったりしがち。スッと背筋を伸ばし上半身の力を適度に抜くと美しく見えます。

ナイフを皿に押し付けると雑音がするので、これも要注意です。またナイフを細かく動かすと落ち着きがないように見えるので、引くときに力を入れ大きめに動かしましょう。

食事を中断する時はカトラリーから手を離す

カトラリーを両手に持ったまま話に夢中になって静止したり振り回したりすることは避けましょう。相手の話を聞く時はカトラリーから手を離し、「真剣に聞いています」という姿勢を見せるのもマナーのひとつです。

飲み物を飲んだりパンを食べる際にナイフやフォークを持ったまま、というのもマナー違反になります。美しさにも欠けるので、カトラリーを置いてから次の所作に移れるといいですね。

おすすめのカトラリーブランド3選

おしゃれで使いやすいカトラリーのブランドを3つ紹介します。

クチポール(Cutipol)

クチポールは1920年代に誕生した、ポルトガルのカトラリーブランドです。

他のブランドとは一味違う、個性的な形状が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。持ち手の細さやまん丸で大きいスプーン、コンパクトなナイフは特に特徴的です。

一見見た目のおしゃれさを重視されているように思えますが、実は人間工学に基づいてデザインされており使いやすさが抜群!

シリーズ展開が豊富なのも人気の理由です。スタイリッシュな黒×シルバー、華やかな白×ゴールド、温もりがあるベージュ×シルバーなど、好みやテーブルコーディネイトに合わせて最適なデザインをチョイスできますよ。

https://www.cutipol.jp/

柳宗理(Yanagi Sori)

日本を代表するインダストリアルデザイナー(工業デザイナー)である柳宗理が手がけたステンレスカトラリーは、洗練されたシンプルなデザインが魅力です。1974年には、グッドデザイン賞も受賞しています。

特に特徴的なのが、スプーンとフォークのフォルムです。

スプーンは先にかけて細くなるような卵型が一般的ですが、柳宗理のステンレスカトラリーは先が広く横長で、しずくのような形状をしています。これによって、スプーンの先が皿の底にフィットし料理がすくいやすいのです。

フォークは根の部分が広く、切れ込みが浅い形状をしています。フォークの主な使い方である「刺す」ことはもちろん「すくう」ことにも適しており、ライスや豆、コーンなどもスマートに食べられます。

継ぎ目がないため洗いやすく腐食しにくいので、丈夫で長持ちするのも人気の理由です。

http://www.yanagi-support.jp/catalog/09.html

イッタラ(iittala)

イラッタはシンプルながら北欧らしい気取らないデザインが人気の、フィンランドのリビングウェアブランドです。

イラッタが展開するカトラリーの中でも、グレン・オリバー・ロウがデザインした「チッテリオ(Citterio)98」は、特に人気のライン。適度な重量と厚みが高級感を演出し、ツヤ消し加工を施したマットな質感はどんな食器とも相性が抜群です。

普段使いにも特別なシーンにも使える万能なカトラリーなので、とても使い勝手がいいですよ。

https://www.iittala.jp/products/list.php?category_id=7

カトラリーの使い方や選び方で食卓の質が変わる

素敵な料理を並べてもいまいちオシャレに決まらない、という場合はカトラリーにこだわると一気に雰囲気がよくなるはずです。

また日頃からフォークやナイフを使い慣れておくことで、大切な人との会食でスマートに振る舞えます。

この記事で紹介したブランドのカトラリーは、デザインだけでなく使い勝手も抜群です。ぜひ1セット揃えてみてはいかがでしょうか。

(藤永瞳)

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