地酒好きなら知っている北海道ではとても有名な高砂酒造。
ほとんどのお店扱われているものが多い中、酒造ならではの限定酒があります。
蔵元限定や、季節限定のものなどがあり、人気のためすぐに完売してしまう貴重なお酒もあるのです。
そんな限定のお酒に的をしぼり紹介していきます。
高砂酒造株式会社
2019年10月に創業120年を迎え、北海道旭川の地酒蔵として「ここにしかないモノ」を作り上げてきた会社です。
酒造りでは、自然を生かし雪中貯蔵酒を高砂酒造がオリジナルで行っている貯蔵方法をおこなっています。
地域のとの取り組みもしていて、田植えから稲刈りまで行い、工場見学・製品化作業も協力し、市民一体型の日本酒を作り上げる旭川のお酒を作るプロジェクトがあるのです。
その他にも、酒粕を原料とした商品開発も行っています。
住所 : 〒070-0030 北海道旭川市宮下通17丁目右1号
TEL : 0166-23-2251
営業時間 : 8:30~17:30
アクセス : JR旭川駅から徒歩15分
道央道鷹栖ICから30
良質な米・良質な水でこだわる酒造り
・良質な米
1998年農林省北海道農業試験場が開発した「初雫」が初の道産米酒になり、2000年に初雫に改良をかさね、大粒で寒さに強い「吟風」が誕生。
2006年には「惑星」、2014年には「きたしずく」と次々に北海道の大自然で育った酒造好適米が誕生していきました。
酒米の改良で、味わいもグッと変わり、香り高い酒や淡麗なキレのあるお酒ができ、酒質は格段にあがり、道外の酒蔵でも使用されることが多くなっています。
高砂酒造では、北海道米を使用は80%を超え、高い評価をいただき、代表銘柄でもある「国士無双」シリーズは9割以上が北海道米を使用するお酒です。
・良質な水
旭川という土地は4本の河川があり、水自然もとても豊富な街で、酒造にとって重要な要素である水に恵まれている土地です。
酒造りに使用している水は、中別川流域にある地下水で、鉄分含有量が少なく酒造りには適している水ということが分っています。
限定酒の紹介
それでは、限定酒の中でも厳選した8本を紹介していきましょう。
特別数量限定商品
・純米大吟醸原酒 氷温貯蔵 蔵の日造酒(1200本限定)
蔵元が1年愛情を込めて作り上げた渾身の1本。
氷温庫で3カ月以上貯蔵したことで、芳醇な香りと柔らかな味わいが際立つお酒です。
使用米…北海道産「きたしずく」40%
アルコール度数…15%
やや甘口
720ml…5,500円<税込>
限定酒・蔵元限定
・大吟醸酒 蔵酒一番しぼり(彗星)
無濾過生原酒で、使用米の特徴ですっきりとキレがある爽やかなお酒です。
使用米…北海道産米 彗星40%
アルコール度数…17%
やや辛口
720ml…2,750円<税込>
・純米吟醸酒 蔵酒一番しぼり(きたしずく)
無濾過生原酒で、フルーティーな香りが特徴で、旨味を感じるおすすめのお酒です。
使用米…北海道産米 きたしずく55%
アルコール度数…17%
やや甘口
720ml…1,870円<税込>
・大吟醸原酒 国士無双 かくじょう
加水はまったくせずに瓶詰しているお酒です。
重圧感があり、後味がとてもすっきりとしている味わいが特徴になります。
使用米…北海道産米 彗星40%
アルコール度数…17度
やや辛口
720ml…3,300<税込>
限定酒・季節限定
・純米酒 国士無双 春うらら(春季限定)
女性向けの国士無双を開発し、優しく軽やかで、すっきりとしたお酒です。
使用米…北海道産米 吟風60%
アルコール度数…14%
甘口
720ml…1,375円<税込>
・純米酒 国士無双 夏の生(夏季限定)
暑い夏にピッタリで、キレがよく爽やかで、旨味と酸味がとても良いバランスのお酒です。
使用米…北海道産米 きたしずく60%
アルコール度数…15%
やや辛口
720ml…1,386円<税込>
・純米酒 国士無双 ひやおろし(秋季限定)
寒仕込みで貯蔵した原酒を、春から夏にゆっくりと熟成させているため、まろやかさと旨味のあるお酒です。
使用米…北海道産米 60%
アルコール度数…15%
やや辛口
720ml…1,320円<税込>
・純米酒 国士無双 新酒にごり(冬季限定)
すっきりとした味わいで飲みやすく、口に広がる甘みは旨味があり、少し高めの酸味が味をひきしめるお酒です。
使用米…北海道産米 吟風60%
アルコール度数…14度
甘口
720ml…1,320円<税込>
まとめ
それでは、まとめていきましょう。
北海道旭川市にある高砂酒造は、創業120年を迎え、さらに磨きをかけ北海道産の酒米を使用したお酒を作り続けています。
限定酒を購入し自分が楽しむのもよし、お土産にも大変喜ばれること間違いなしです。
今回は限定酒を紹介していきましたが、限定ではないお酒はもちろんですが、梅酒や日本酒ベースの梅酒にさまざまな果物をブレンドしたリキュールも豊富に揃っているので、いつか紹介していきたいと思います。
(野呂 裕子)