山形と聞いて思い出すのはなんでしょうか?
さくらんぼや、ひとめぼれ以外にも、日本海に面している鶴岡や、霊峰月山、クラゲが有名な加茂水族館、日本遺産の山寺など、男性も楽しめるスポットがたくさんあります。
また、新幹線の車窓からは、秘境駅で有名なスノーシェルターに覆われた峠駅など、途中の景色も楽しめるでしょう。
今回はその中でも、主に蔵王、米沢エリアをご案内致します。
電車やバスでも周れますが、接続等かなり時間のロスが出てしまいますので、車かタクシーでの観光をおすすめします。
では山形・米沢の1泊2日の旅スタートです。
天童市でMY将棋駒作り体験|将棋むら天童タワー
引用:https://yamagatakanko.com/attractions/detail_12297.html
山形駅から北に車で約35分のところにある天童市は、将棋の駒造りの街として有名で、なんと国内で生産される駒の9割のシェアを占めています。
そんな江戸時代から続く天童将棋駒の特徴は、漆を用いた艶のある豪華で立体的な文字です。
「将棋むら天童タワー」では、将棋駒作り体験ができ、気軽な「書駒」と本格的な「彫駒」体験からお好きなコースを選べます。
引用:https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000180203/?screenId=OUW3701
経験豊富な職人さんと一緒に作れるので、安心して取り組むことができ、地元の方々と触れ合えるのも魅力の1つです。
書駒は即日持ち帰れますが、彫駒では、当日は文字枠を彫るだけで、後日墨を入れた状態にして郵送されるのでご注意ください。
片手サイズの大きさの駒は、オブジェとしても素敵です。
彫駒は完全予約制ですが、書駒は空いていれば当日でも体験できます。
ただ、不定休なので事前に予約をするのがおすすめです。
【店名】
将棋むら天童タワー
【住所】
山形県天童市久野本1273-2
【電話番号】
023-653-3222
【営業時間】
8:00~18:00
【休業日】
不定休
【料金】
書駒体験 1,210円 彫駒体験 1,870円(2名より可)
【公式サイト】
観光体験 | 将棋むら天童タワー (shogimura.com)
山寺で名物蕎麦とかいもち揚げを食べる|瀧不動蕎麦
引用:https://s.tabelog.com/yamagata/A0601/A060101/6001706/dtlphotolst/P37755241/
天童市から車で約16分の場所にある宝珠山立石寺(通称山寺)は、インパクトある奇岩が連なる山形を代表する観光地です。
松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を読んだ場所としても知られています。
そんな山寺のふもとには、そば店が軒を連ねています。
その中でも老舗の「瀧不動蕎麦」の名物は、蕎麦の実を冷水に浸したあと寒風にさらし、乾燥させた「寒ざらし蕎麦」です。甘みを感じる風味豊かで、滑らかな舌触りが特徴です。
また、そばがきを揚げた「かいもち揚げ」も人気で、周りはカリッとしながらも、噛むとねっとりとした食感で注文必須のメニューとなっております。
引用:https://4travel.jp/dm_shisetsu/10944724
【店名】
瀧不動蕎麦
【住所】
山形県大字山寺4359
【電話番号】
023-695-2039
【営業時間】
10:30~15:30
【休業日】
不定休
【料金】
1,000円~2,000円
【公式サイト】
日本遺産 「山寺と紅花」 山寺と紅花文化を楽しむ » 瀧不動生蕎麦 (yamadera-benibana.jp)
昔ながらの蔵王大露天風呂で森林浴と日帰り温泉を楽しむ|蔵王大露天風呂
引用:https://onsen.nifty.com/zaou-onsen/onsen000714/
名湯や秘湯が多い山形で、日本屈指の歴史を誇る名湯と言えば蔵王温泉です。
開湯から1900年の歴史がある温泉街では、歩くとあちこちから湯けむりが立ち上る情緒あふれる風景が広がります。その奥には、野趣あふれる露天風呂があります。
山の傾斜に沿って作られた岩風呂は階段状になっており、渓流の音を聞きながら入る温泉は格別です。
館内には、コインロッカーがありますので、貴重品はこちらに入れるとよいでしょう。
乳白色の美しい温泉は、見るからに効きそうな強酸性の硫黄泉なので、お肌が弱い方は痛く感じるかもしれません。
温泉街には足湯や手湯エリアもありますので、まずはそこでトライするのもいいでしょう。
また11月中旬〜3月は休業のためご注意ください。
【店名】
蔵王大露天風呂
【住所】
山形県山形市蔵王温泉荒敷853-3
【電話番号】
023-694-9417
【営業時間】
9:00~17:00
【料金】
大人800円 子供(1歳~12歳未満)400円
【休業日】
不定休
【公式サイト】
標高1300mロマンあふれる山小屋に宿泊|Forest Inn Sangoro
引用:https://tamaki.yamap.com/spot/8362/
ここは蔵王温泉の旅館に泊まりたいところですが、温泉街にある蔵王スカイケーブルカーに乗り、標高1300mの五郎岳にある山小屋「Forest Inn Sangoro」にチェックインします。
敢えてここを選んだのは、朝夕の美しい山の絶景と、普段の旅行では味わうことができない山小屋での宿泊をすることができるからです。
赤い三角屋根が特徴的な、スイスのシャレーを感じさせる建物に入ると、そこには大きな暖炉を中心に趣のある椅子やテーブルが並べられたおしゃれなロビーが広がり、日本にいることを忘れそうです。
引用:https://www.rurubu.travel/hotel/japan/yamagata/forest-inn-sangoro?cid=1839115
客室は全て洋室で、シングルから11名まで泊まれる部屋まであり、好きなスタイルを選べます。
部屋にトイレやお風呂はないので、共用スペースを利用しますが、どこも掃除が行き届いているので快適に過ごせるでしょう。
食事は、山形牛のビーフシチューやすき焼きなど、10種類以上のメニューから好きなものを選ぶことができ、夏季はテラスでのBBQも楽しめます。
薪ストーブにあたりながら、お気に入りの椅子に座って読書やビリヤードを楽しんだり、カフェバーのカウンターで珈琲やお酒を楽しんだりできる大人の山小屋です。
【施設名】
Forest Inn Sangoro
【住所】
山形県山形市蔵王温泉中央ゲレンデ
【電話番号】
023-694-9330
【料金】
1泊2名16,000円から
【定休日】
不定休
【公式サイト】
1日5組限定、精肉店併設のこだわり米沢牛専門店ですき焼き|米沢牛とり勝
引用:https://tabelog.com/yamagata/A0602/A060201/6000504/dtlphotolst/1/smp2/
蔵王から車で約1時間南下すると、上杉藩で有名な米沢があります。
上杉神社や米沢城址など、歴史を感じる名所も多く、のんびり散策するのも楽しいでしょう。
そんな上杉神社からほど近い場所にある、鳥勝牛肉店ですき焼きを頂きます。
名前は鳥勝ですが、米沢牛で評判のお店で、A5ランク1頭買いにこだわっているので、品質が良く、なおかつリーズナブルに食べられると地元でも人気です。
その精肉店に併設されているのが「米沢牛とり勝」。
特徴は1日5組のみの完全予約制で、広い和室の個室でゆったりと食べられます。
メニューは、すき焼きとしゃぶしゃぶのみで、値段は3,800円からとかなりお得です。
すき焼きも美味しいですが、米沢牛はサシが多いこともあり、さっぱりと食べたい方にはしゃぶしゃぶがおすすめです。
鉄鍋に敷き詰めた野菜の上に、鍋一杯に広げた米沢牛は圧巻で、火を通すことでその旨味や脂が野菜に伝わって、至福のひと時でした。
【店名】
米沢牛とり勝
【住所】
山形県米沢市城北1-8
【電話番号】
0238-21-4129
【営業時間】
11:30~22:00
【定休日】
日曜日
【料金】
すき焼き3,800円から しゃぶしゃぶ4,000円から
【公式サイト】
米沢牛 とり勝 | 鳥勝牛肉店 (yonezawa-torikatu.com)
米沢駅から新幹線で帰路へ
さて、そろそろ帰路ですが山形駅に戻らずとも、米沢駅にも新幹線は停車しますので、無駄なく動けます。
白く可愛らしい駅舎の中にある売店には、あの有名駅弁「牛肉どまん中」があります。有名な甘辛醤油味はもちろん、他では中々見かけない塩味や味噌味もあり、どれを選ぶか迷ってしまうでしょう。
また、赤湯エリアで有名な「龍上海のからみそらーめん」もお土産に人気です。
ここまで山形の旅をご紹介しましたがいかがでしょうか?
豊かな自然や食はもちろん、文化や歴史にも触れ合える山形の旅、通好みの男性におすすめです。
(細川真美)