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奥京都で体験する:将大鍛刀場の玉鋼製の刀子型小刀づくり

京都の奥座敷、亀岡。この土地は、古き良き日本の伝統が色濃く残り、四季折々の風景が訪れる人々の心に安らぎを与えてくれます。

奥京都で自分だけの刀剣を打ち出す、将大鍛刀場での一日。

今回の記事では、伝統の技が息づくこの亀岡で、自らの手で刀を鍛える刀鍛冶の体験をご紹介します。日本刀にも使われる貴重な玉鋼を使って、自分だけのオリジナルの刀を作る大人気の体験プログラムです。

引用:https://www.photo-ac.com/

【将大鍛刀場(まさひろたんとうじょう)について】

「将大鍛刀場(まさひろたんとうじょう)」は、京都府亀岡市にある現役の刀鍛冶の刀匠将大(まさひろ)こと中西裕也氏によって運営されている鍛冶場です。

中西氏は、日々日本刀の作刀を行いながら、現代人に伝統的な刀鍛冶の技術に触れる機会を提供するために刀鍛冶体験を開催しています。

【刀鍛冶(かたなかじ)】

刀鍛冶とは、日本刀を作ることを許された刀剣専門の鍛治職人で、かつては日本に多く存在していました。しかし、現在日本刀の刀鍛冶は全国で三百名を切るといわれ、現役で刀を作っている方はさらに少ないそうです。

将大鍛刀場は、現役の刀鍛冶が運営する現代では貴重な刀鍛冶を体験できる場所です。

引用:https://www.photo-ac.com/

【将大鍛刀場の鍛冶体験の特徴】

日本の刀鍛冶は、国内のみならず世界中から多くの注目を集めています。特に、日本の刀のコレクターは海外でも多く、日本刀の美術品としての価値は高く絶大な人気を誇ります。

そして、鍛冶体験の中でも「刀鍛冶」は、国内外問わず多くの人々から強い支持を得ている大変人気のプログラムです。

非日常空間の鍛冶場で、日本刀の文化を少人数で半日ほどかけてじっくりと学びます。

美術品である日本刀を博物館などでガラスケース越しに観賞するのではなく、より一歩踏み込んだ日本の伝統工芸を体験できることが魅力です。

【玉鋼の刀子型小刀の特徴と魅力】

製作する刀は、共柄(ともづか)の刀子型小刀(とうすがたこがたな)です。

日本刀と同じ素材である玉鋼(たまはがね)を材料に使用した正当な刀製作が体験できます。

【玉鋼(たまはがね)】

玉鋼(たまはがね)とは、日本の古式製鉄法で作られる鋼の一種です。安価な輸入鋼と異なり、伝統のたたら製鉄の方法のひとつである「鉧押し(けらおし)」によって直接製錬されます。

玉鋼は製錬された鋼の中でも、特に炭素含有量の少ない良質のものだけを指し、日本刀の製作には欠かせない最上質の鋼だと言われています。

【刀子型小刀(とうすがたこがたな)】

刀子型小刀は、「ものを切る・削る」など加工の用途に用いられる工具の一種です。現代の小型万能ナイフに通じます。

玉鋼を使用した本物の輝きと切れ味をぜひ体験してみてください。

【共柄(ともづか)】

共柄とは、刀の柄を木などで作ったものを取り付けるのでなく、刀身と柄が同じ金属でできているものをいいます。

この体験は、刀鍛冶だけが扱う事が許された貴重な「玉鋼」のみで作るオリジナルの小刀製作になります。

玉鋼でつくる小刀は普通のものと出来上がりの形やサイズは同じですので、一見して外観にはあまり違いが見られないかもしれません。しかし、研げば研ぐほどに刃紋が浮き上がってくるのが玉鋼の刃物です。切れ味なども優れていると言われています。

【鍛冶体験内容と手順について】

将大鍛刀場の体験は、日本刀の歴史や鑑賞方法を学ぶところから始まります。

1予約枠あたり1〜4名(+付添者)までの少人数なので、質問もしやすくしっかりと日本刀の知識を学ぶことができます。

実際の鍛冶体験では、鍛冶場で伝統的な技術と良質な素材を使って、職人からの指導のもと自ら刀子型小刀を作ります。道具や技術の使い方を学びながら、自分自身の手で鋼を打ち延ばして、刃渡り15cm未満の小刀を作り上げる喜びを味わうことができる体験です。

引用:https://www.photo-ac.com/

日本刀の歴史や伝統的な鍛冶技術、日本の美意識を肌で感じることができることが魅力のプログラムです。

【体験スケジュール】

体験スケジュールは次のとおりです。

1. 日本刀の歴史や鑑賞方法を学ぶ

2.火造り

3.焼きなまし

4.土取り

5.焼き入れ

6.研磨

7.銘切り

8.完成

※研磨・銘切りは安全上、刀匠が作業いたします。

【体験所要時間】

参加人数によって所要時間が異なります。所要時間目安は次のとおりです。

・2人まで 3〜4時間

・3〜4人まで 4〜5時間

【対象年齢】

10歳以上。

※10歳未満でご希望される方はお問合せください。

※15歳未満の方は保護者の同伴が必要です。

【体験料金】

1人 38,000円(税込)

料金に含まれるもの

鍛冶体験料・材料費・作品代(桐箱入り)・小刀代・消費税

※2人で1つの刀を作ることも可能です。その場合の料金は1刀分となります。

※1刀につき2名まで付添は無料(3名より1名につき4,000円の見学料がかかります)。

【開催日程】

開催日…通年(火・木・土・日)① 9:00~13:00 ② 13:00~17:00

※体験の予約状況によって開始時間が30分ほど前後する場合があります。

定休日…月・水・金・その他不定休

【体験時の注意事項】

・汚れても良い服装でご参加ください。

・気になる方は化繊の服以外でご参加下さい。

(まれに体験中に火の粉が飛んで服に穴が開く可能性がございます)

・近くにコンビニ・自販機等はありませんので飲み物等はご持参下さい。

・遅刻された方は途中参加となり、一部体験いただけない場合がございます。

【刀鍛冶になるためには】

実際に体験した方の中には、日本刀の美しさや刀鍛冶に魅力される人や自分の手で作り上げた作品に対する感動が忘れられない人もいるでしょう。もしかすると、刀鍛冶としての道を歩みたいと考えるかもしれません。

最後に、刀鍛冶になるための方法をお伝えします。

刀鍛冶になるためには、まず刀匠の指導の下で5年以上の修業を積む必要があります。そして、文化庁が主催する「美術刀剣刀匠技術保存研修会」を修了する必要があります。この研修は、作刀一般の技術と知識に焦点を当て、基礎的なスキルがなければ修了は容易ではありません。研修会への参加資格は4年間の修業を終えた者から与えられますが、実地試験に匹敵する厳しい内容となっています。

しかし、刀鍛冶を志す場合に最も困難なのはこの研修ではなく、刀鍛冶の入門先を見つけることだそうです。現代に生きる多くの刀鍛冶は、弟子を取ることに慎重な傾向があります。紹介者がいる場合は大変幸運ですが、入門のチャンスを得ることは非常に困難な状況だということをお伝えします。

引用:https://www.photo-ac.com/

世界にただ一つの小刀を製作できるこの刀鍛冶体験プログラムをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

自分の刃紋や銘が入ったオリジナルの刃物は、旅の思い出にも大変おすすめです。

京都観光のついでに奥京都まで足を伸ばして味わう刀鍛冶体験は、訪れた人々にとって忘れられない思い出となるでしょう。

ぜひ刀鍛冶体験でオリジナルの作品を製作する幸福を、日本の伝統工芸の悠久の歴史を京都で味わってみてくだい。

将大鍛刀場

住所:〒621-0255 京都府亀岡市本梅町西加舎石敷32-1

営業時間:08:30-17:30

電話番号:0771-56-8502

ご予約は下記HPから可能です

将大鍛刀場HP

https://morinokyoto.jp/masahiro/

ACTIVITY JAPAN

https://activityjapan.com/publish/plan/35770

VELTRA

https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/a/172838

Otonami

https://otonami.jp/experiences/masahiro/

(ミモザワークス)

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