HOME > LifeStyle > 都内の手ぬぐい工房で、本格的な日本手ぬぐいの染色体験を楽しむ

都内の手ぬぐい工房で、本格的な日本手ぬぐいの染色体験を楽しむ

古くから日本人の生活に根付き、さまざまな色や柄で使う人の心を和ませてくれる手ぬぐい。

縁起や由来のある古典的な柄のものから、季節を感じさせるものまでさまざまなものがあり、ハンカチ代わりに持ち歩く人も多く、かさばらず軽いため、外国人のお土産としても日本を感じることが出来ることから非常に人気が高い。

海外からの来客と休日を楽しむ場合、日本の伝統工芸でもある手ぬぐいの染色体験をしてもらうのがおすすめだ。

本格的な注染手ぬぐいの染色体験が出来る「てぬクリ工房」

手ぬぐいを購入するだけであれば、都心部にも何軒かの専門店があるが、実際に染色体験の出来る工房で自分だけのオリジナルを作れば旅の記念にもなる。

手ぬぐいの染色体験をするなら、葛飾区にある東京和晒創造館にある「てぬクリ工房」がいいだろう。

他にも染色体験を出来る施設はあるが、他の施設は抽選制であったり、東京から少し離れた場所にあることも多い。

都内で気軽に参加できる伝統工芸はいくつかあるが、手ぬぐいの染色体験であれば費用もさほどかからず、かなり本格的な体験が出来るので、外国人をアテンドすることがあるビジネスパーソンなら覚えておくといいだろう。

てぬクリ工房で体験できる「手ぬぐい染め体験ショートコース」とは

てぬクリ工房で実際に行っている染色体験には現在3種類の講座がある。

気軽に参加できる2時間ほどのものもあれば、反物を1反全て自分で染めるもの、さらにはオリジナルの型を使って染める本格的なものもある。

外国人の顧客などをアテンドするなら「手ぬぐい染め体験ショートコース」がおすすめだ。

2時間ほどで日本手ぬぐいならではの本格的な染色体験が出来、染めた手ぬぐいは1人2枚ずつその場でお土産に持ち帰ることが出来るため、陶芸体験などのように出来上がったものを後日送る手間がかからないのも嬉しい。

手ぬぐいの染め方にはいろいろあるが、てぬクリ工房で体験できるのは、日本手ぬぐいの伝統的な技法である「注染(ちゅうせん)」という方法での染色だ。

日本手ぬぐいの染色技法「注染」とは

手ぬぐいに用いられる「注染」という染色の技法は、布地の染めない部分に型紙を使って特殊なのりを付けて乾燥させ、今度は染める部分の周囲にのりの土手を作り、土手で囲んだ部分に染料を入れて布を染める方法だ。

じょうろのような道具で染料を土手の内側に注ぎ込むことからその名前がついている。

祭りなどの機会で日本手ぬぐいを手にすることがあると分かるかもしれないが、昔ながらの注染で染められたものは、表面だけでなく裏にも染めが入っていることが分かるだろう。

一般的なプリントのものは片面にしか色がついておらず、裏面は白いままだが、注染で染められたものは裏面まで同じ色に染まっているのだ。

注染で染めたものは、布地に使われている糸の芯まできれいに染まることから、色鮮やかで色褪せしにくいのが大きな特徴だ。

同じように注染の技法で染められるものには浴衣地などがあるが、注染で染められた浴衣は一般的なプリントのものと違い、浴衣地の中でも高価だということも覚えておくといいだろう。

手ぬぐい染め体験ショートコースの内容とは

では実際に、ショートコースの内容がどのようなものなのかについてご紹介しよう。

体験で染められる手ぬぐいの柄は季節ごとに変わり、その季節に関連した柄の手ぬぐいを染めることが出来る。

まず、布にのりをつける「型付け」を行い、染の職人が実際に使っている道具を使用して染色を行っていく。

のりで土手を作って染料を注ぎ入れたり、余分な染料を落とすために布を水洗いしたりと、実際に職人が普段行っているのと同じ工程を踏むのだ。

職人と同じ工程を体験するとはいえ、仕上がりはプロのようには行かないが、それもまた良い思い出として語り草になるに違いない。

参加人数は2人からで、6名以上になれば貸し切りも可能なので、アテンドする人数が少し多いときには問い合わせて貸し切りにしてもらうと、周りに気兼ねなく染色体験を楽しむことが出来るだろう。

手ぬぐい染色体験だけではない、東京和晒創造館の楽しみ

2時間ほどで手ぬぐいの染色体験が出来るのが魅力の東京和晒創造館だが、他にも使い勝手がいい理由がある。

東京和晒創造館では体験だけでなく、注染で染められた日本手ぬぐいの販売も行っている。

手ぬぐいショップ「てぬクリ空間」では、古典柄からクリエイターものまでさまざまな手ぬぐいが揃っており、実際に手にとって購入することも出来るため、日本のお土産を探している外国人にとっても見ごたえのある内容になっている。

伝統的な柄の縁起や由来を知っておくと、購入時に色や柄を選ぶ際の参考にもなるだろう。

また施設内には、江戸時代からの手ぬぐいに関する文献などの資料が閲覧できるスペースがあるため、手ぬぐいを詳しく知りたい人がいるときにも便利だ。

(資料閲覧については要問合せ)

日本人でも詳しく知らない、日本手ぬぐいの奥深い知識や体験、そしてショッピングまでを、1日かけて感じてもらうことが出来るのだ。

アクセスは決して悪くなく、京成線の京成立石駅から徒歩で8分ほど。

下町情緒あふれる街並みを歩いて東京和晒創造館を訪れ、手ぬぐいを染めてから帰りは立石の居酒屋で食事を楽しむといった、オフィス街や都心部では味わえないコースを楽しむことも出来る。

東京にはさまざまな楽しみがあるが、伝統的な日本を感じられる体験ができるところは京都などのように多くない。

ビジネスで日本にやってきた外国人顧客に1日楽しんでもらうなら、近場で楽しめる手ぬぐい染色体験はきっと喜ばれることだろう。

てぬクリ工房「手ぬぐい染め体験ショートコース」概要

場所:てぬクリ工房(東京和晒創造館1階)

〒124-0012

東京都 葛飾区立石4-14-9

TEL:03-3693-3335

https://souzou-kan.info/

●日程:月~金(土日祝は要問合せ)

詳細な講座スケジュールは下記ページへ

https://souzou-kan.info/koubou/schedule/

●定員:6名(最少催行人数2名)(6名以上は貸し切り可、要問合せ)

申込み受付は3営業日前まで

●料金

 体験料 1名6,600円(平日)8,800円(土日祝)

 ※指導料、設備・道具使用料・材料費・諸経費含む

 染めた手ぬぐい2枚お持ち帰り

 見学料 1名3,300円(平日)4,400円(土日祝)

 ※見学料、体験者と同じ手ぬぐい1枚お持ち帰り

 ※18歳未満が参加する場合、付き添いの見学料は無料

●対象年齢:10歳以上

18歳未満が単独で参加の場合、保護者の付き添いが必要

●体験内容・タイムスケジュール

午前クラス 10時~12時

午後クラス 14時~16時

講座開始10分前までに集合し受付

・1グループで2枚×人数分の手ぬぐいを染色

・手ぬぐいの柄は月ごとに変わる

・染めた手ぬぐいはお持ち帰り

●申し込み

下記サイトより申し込み

https://souzou-kan.info/koubou/info/short/

(井出玲子)

Share

Related

関連記事

福島県会津若松市|歴史と伝統が息づく町で「赤べこ」絵付け体験

2024.02.27

日本初の貴醸酒を醸造した酒蔵「榎酒造」GWには蔵開きも

2024.02.27

秩父市で手漉き和紙体験|紅葉狩りやハイキングまで楽しめる!

2024.01.31

南青山で嗜む|新感覚の陶芸体験&金継ぎ体験

2024.01.31