「旅慣れた外国のお客様に紹介する特色ある旅先がないものか」
そのような希望にお答えできるのが、東京とは思えないような大自然と深い歴史が待ち受けている東京・奥多摩の御岳山です。
古より霊山として知られた御岳山は武士たちの信仰が非常に篤く、山頂の武蔵御嶽神社には、国宝や文化財が多く所蔵されています。
今回は、歴史と文化が息づく御岳の地で参加できる修行体験や、名水で仕込む日本酒をご紹介していきます。
2000年以上の歴史がある霊山
まるで天空の神殿といった様子で、標高929mの御岳山山頂に鎮座する武蔵御嶽神社。その歴史は古く、なんと2000年以上前の崇神天皇(すじんてんのう)7年(紀元前91年)に創建されたといわれています。
- 鎌倉武将・畠山重忠ゆかりの国宝が眠る宝物殿
鎌倉時代以降は修験場として知られ、多くの有力武将たちの信仰を集めました。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でもその散り際が話題となった畠山重忠により納められたとされる武具は、武蔵御嶽神社の宝物殿に所蔵されています。
その名は、赤糸威鎧 <兜・大袖付>(あかいとおどしよろい かぶと おおそでつき)。
平安時代後期の作といわれ、完品で揃った最古の大鎧です。
御岳山を訪れたら、国宝と重要文化財の数々を見学できる宝物殿にもぜひ足をお運びください。
http://musashimitakejinja.jp/homotsu_multilingual/ja/about_ja.html
- 5代将軍綱吉による社殿建て替えと、狛犬
引用:https://www.omekanko.gr.jp/tank/mitakesan/jinja/index.html
御岳山は、江戸時代に入ると江戸の西の護りとしても重要視されるようになりました。そのため、5代将軍綱吉は当時南向きだった社殿を東向きに建て替えさせています。
武蔵御嶽神社でもう一つ特徴的なのが、江戸時代(天明3年、1783年)に作られた本殿の狛犬です。一般的には狛犬と言えば唐獅子が多いのですが、こちらの狛犬はニホンオオカミなのです。
なぜニホンオオカミなのか。
それには、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説が関わっています。
≪ 東征で訪れた御岳山中で道に迷っていた日本武尊と軍を導いた白狼に、日本武尊が「大口真神として御岳山に留まり魔物を退治せよ」と命じた。≫
こんな言い伝えが御岳山には残されています。
「おいぬ様」と親しまれている大口真神は、魔除け・盗難除けとして信仰され、神社では愛犬祈願もできますしペット用のお守りも購入できます。
御岳山でおすすめ 3つの体験
霊山・御岳山で体験できるおすすめの行事を3つご紹介します。
- 修行体験(滝行、山駆け、大祓い行法、鎮魂など)
武蔵御嶽神社では、年に2回、日帰りまたは1泊2日の修行体験講座が開かれます。
1回30名定員の予約制ですので、予約は早めがいいです。
http://musashimitakejinja.jp/sairei/shugyo/
- 日の出祭で鎧武者になる
武蔵御嶽神社の祭礼の中で最も格式が高いのが、毎年5月8日に行われる「日の出際」。その日の出祭で神輿の警護をする鎧武者とお稚児さんを、一般からも募集しています。
お供として参列すると大変なご利益があるといいますから、一度は体験してみてはいかがですか。
http://musashimitakejinja.jp/sairei/hinodesai/
- 毎朝行われる日供祭で神事体験
武蔵御嶽神社では、毎朝7時に日供祭という神事が行われています。神様にお供えをし祝詞を奏上して、人々の安寧と地域の繁栄を祈る厳かな神事です。
御岳山の宿坊に宿泊した人限定で、こちらの日供祭に参列できます。
玉串料は500円で、神社ではなく宿泊した宿坊で前日20時までに予約して参加することができます。
【予約】
宿泊した宿坊で8時までに
【玉串料】
500円
御師と宿坊
御岳山の山頂付近には、御師(おし)と呼ばれる人々が営む宿坊が20軒以上あります。
御師とは、神社で奉仕しつつ、参拝者の世話をしたり信仰を広めたりする神職のこと。
武蔵御嶽神社には、今も昔ながらの活動する御師たちが現存する、全国でも大変珍しい神社で、現在でも関東一円に広がる「御嶽講(御嶽神社を信仰する団体など)」と呼ばれる人々とのおつきあいを大切に守っているそうです。
といっても、一般の参拝客や観光客も大歓迎。近年では海外からのお客様も増えています。それでも全国的に知られていない分、穴場の観光スポットと言えるでしょう。
今回は、特色豊かでたいへん人気のある宿坊を三つご紹介します。
- 御岳山荘
武蔵御嶽神社の祭礼の中で最も格式が高いのが、毎年5月8日に行われる「日の出際」。その日の出祭で神輿の警護をする鎧武者とお稚児さんを、一般からも募集しています。
お供として参列すると大変なご利益があるといいますから、一度は体験してみてはいかがですか。
http://musashimitakejinja.jp/sairei/hinodesai/
- 毎朝行われる日供祭で神事体験
武蔵御嶽神社では、毎朝7時に日供祭という神事が行われています。神様にお供えをし祝詞を奏上して、人々の安寧と地域の繁栄を祈る厳かな神事です。
御岳山の宿坊に宿泊した人限定で、こちらの日供祭に参列できます。
玉串料は500円で、神社ではなく宿泊した宿坊で前日20時までに予約して参加することができます。
【予約】
宿泊した宿坊で8時までに
【玉串料】
500円
御師と宿坊
御岳山の山頂付近には、御師(おし)と呼ばれる人々が営む宿坊が20軒以上あります。
御師とは、神社で奉仕しつつ、参拝者の世話をしたり信仰を広めたりする神職のこと。
武蔵御嶽神社には、今も昔ながらの活動する御師たちが現存する、全国でも大変珍しい神社で、現在でも関東一円に広がる「御嶽講(御嶽神社を信仰する団体など)」と呼ばれる人々とのおつきあいを大切に守っているそうです。
といっても、一般の参拝客や観光客も大歓迎。近年では海外からのお客様も増えています。それでも全国的に知られていない分、穴場の観光スポットと言えるでしょう。
今回は、特色豊かでたいへん人気のある宿坊を三つご紹介します。
- 御岳山荘