いつも何気なく口にしているコーヒーですが、実は奥が深く「大人の趣味」として最適です。豆の銘柄や淹れ方にこだわれば、喫茶店のようなおいしい1杯が自宅で飲めるようになり、毎日のコーヒータイムが充実します。
今回は、コーヒーを趣味として楽しむためのアイテムとハンドドリップの淹れ方について紹介します。
コーヒーを趣味にするメリット
まず、「コーヒーが趣味ってどうなんだろう?」という方に向けて、趣味としてコーヒーを嗜むメリットを3つ紹介します。
1.健康に良い
コーヒーに含まれるカフェインには、自律神経を高めたり集中力を向上させたりする働きがあり、1日3〜5杯ほどの摂取で健康維持に効果的です。また、コーヒーを飲むと空腹感を抑えられることから、ダイエットの強い味方でもあります。健康を意識している方にとって、まさにベストな趣味と言えるでしょう。
2.リラックス効果がある
コーヒーの香りには、高いリラックス効果があります。もともと休日は自宅でゆっくり読書や映画を楽しむのが好きだという方は、新たな趣味としてコーヒーを取り入れることでさらに充実した休日が過ごせます。
3.自宅で楽しめる
豆を挽いたり抽出方法にこだわってみたり、コーヒーは自宅のお気に入り空間で楽しめます。さらに最近では、オンラインのコーヒー豆専門店でじっくり高質な豆を購入することもできます。「自宅でできる趣味が欲しい…」という方におすすめです。
コーヒーを始めるならハンドドリップがおすすめ!
一口にコーヒーと言っても、フレンチプレスや水出しコーヒーなど抽出方法は多岐にわたります。「趣味としてのコーヒーって?」という方は、ハンドドリップから始めてみましょう。
ハンドドリップとは、その名の通り「手動」で粉にお湯を注いぐ抽出方法のことです。ハンドドリップは手軽に淹れ方をマスターできるにもかかわらず、インスタントコーヒーとの香りや味わいの違いは歴然です。また、シンプルな抽出方法だからこそコーヒー豆本来の味わいを楽しめます。
揃えておきたい5つのアイテム
次に、ハンドドリップを始めるために用意したいアイテムを紹介します。コーヒー豆と水に加えて、次の5つがあれば今すぐにでもコーヒー趣味を始められます
コーヒーミル
ミルとは、コーヒー豆を挽く道具のことです。コーヒー豆を手でゴリゴリと挽くひと手間は、コーヒーを趣味として始めるなら欠かせません。飲む直前に挽いた新鮮な粉で淹れるコーヒーはまさに格別です。
ドリッパー
ドリッパーは、ペーパーフィルターの土台となる器具のことです。カップに直接取り付けられるタイプを選ぶと、サーバー要らずでラクに淹れられます。
ペーパーフィルター
ドリッパーと同形状の使い捨てペーパーフィルターも合わせて用意しましょう。ペーパーフィルターは近くのコンビニやスーパーで簡単に手に入ります。
ドリップポット
コーヒー粉にお湯を注ぐためのポットです。注ぎ口が細いものをチョイスすると、初めてでも安定してお湯が注げるのでおすすめです。細口の電子ケトルでも代用できます。
コーヒーカップ
最後に、コーヒーカップを用意します。カップに直接ドリッパーを置いて抽出すれば、別途でサーバーを購入する必要がなくおすすめです。
ドリップコーヒーのおいしい淹れ方
続いて、ドリップコーヒーのおいしい淹れ方を紹介します。
1.お湯を沸かす
まずは、お湯を沸かします。お湯を沸かしている間に、コーヒー粉を量っておきましょう。カップ1杯に対して、粉10g〜12gが適量です。
2.ペーパーフィルターをセットし、粉を入れる
次にドリッパーにペーパーフィルターをセットし、粉を入れます。ドリッパーを揺らして粉を平らにしておきましょう。
3.蒸らす
さっそくお湯をコーヒー粉に注いでいきますが、まずは少量のお湯を注いで「蒸らし」を行います。「粉にお湯をしっかりと含ませて、20秒ほど蒸らす」というひと手間をかけることによって、コーヒーのうま味成分がしっかりと抽出されます。
4.2〜3回に分けて注ぐ
続いて、お湯を2〜3回に分けて注いでいきます。小さな円を描くようにまんべんなくお湯を注ぎましょう。最後はエグミが出やすいため、すべて抽出しきる前にドリッパーをカップから下ろすのがポイントです。
ハンドドリップでコーヒー趣味を始めよう!
シンプルなレシピで淹れられるハンドドリップなら、誰でも簡単においしい1杯が淹れられます。豆の銘柄や挽き方など、こだわりポイントはたくさんありますが、まずは自分好みの1杯を淹れることをから始めてみましょう。「何か新しいことを始めてみたい」「自宅でできる趣味が欲しい」という人は、ぜひ自宅でコーヒーを趣味として嗜んでみてはいかがですか。
(くろすちさき)